導入の主な目的

熟練技能のロボット化

タイトル

鍛造金型の硬化肉盛り工程へのロボット導入

事業のポイント

ロボットオフラインソフトを用いて曲面ティーチング作業を数分で効率的に処理。
レーザクラッティング溶接装置により歪が少なく高品質な肉盛り溶接を実現。

業種・企業規模

製造業 (生産用機械器具)・中小企業

補助事業者(企業名・所在地)

小橋工業(株)・岡山県岡山市

SIer(企業名・所在地)

丸文(株)・東京都中央区

用途

溶接

事業の概要

 現在熱間鍛造で耕うん爪(2000品種)を製造しており、生産で使用する金型(数万種)はこれまで職人による手作りが主である。今後こうした熟練技能者は希少となるため、金型3Dデータ化とマシニング加工による再現性ある金型へ順次置き換えている。

 金型新規製作時や摩耗補修時には表面を硬化肉盛り処理するが、これには特に高度な熟練技能が必要であり、今回、レーザクラッティング工法(金属の粉体を利用した肉盛り溶接工法)とロボットにより溶接を自動化することで一連の金型製作/保守工程の熟練作業の置き換えを図り専任者2名の削減を目指した。技術ポイントは溶接欠陥が無く金型への入熱が少ない溶接条件だしと溶接歪が発生しにくい加工パス(熟練者の経験値)を正確に再現するロボット軌跡制御と、ロボットティーチング作業の簡略化にあった。

 結果、処理時間を大幅に短縮することに成功し、従業員を過酷な環境から解放することも可能となった。

導入前・導入後の変化

導入前

手作業で金型へ硬化肉盛り溶接を行っていた

導入後

ロボットオフラインソフトで位置データの自動生成

2軸ポジショナーと6軸ロボットでレーザ肉盛り

マシニング加工機で仕上げ加工

導入ロボット(種類・メーカー・型番)

垂直多関節ロボット・ (株)安川電機・ MOTOMAN MC2000

労働生産性

労働生産性 165倍

・人数 2人→0.2人

・労働時間 7.75時間→7.75時間

・生産量 3.1個→51.1個

その他の効果 過酷作業の代替/支援・ 品質の向上

事業規模

91百万円