提案類型A未活用領域における導入実証・FS事業 (補助金上限額:導入実証3,000万円、FS 500万円)
三品産業(食品・化粧品・医薬品産業)又はサービス産業におけるロボット活用であって、これまで当該分 野における活用が進んでこなかった阻害要因を明確に特定し、これを解決するためのロボット導入実証やFS (Feasibility Study:実現可能性調査)を行う計画を対象
補助事業者(企業名)シーオス(株)
補助事業者(所在地)神奈川県川崎市
SIer(企業名)シーオス(株)
SIer(所在地)東京都渋谷区
タイトル倉庫における自律走行型ピッキングロボットの導入実証
企業規模大企業
業種サービス業(物流)
用途荷物搬送
導入の主な目的労働生産性の向上
概要物流倉庫の搬送・ピッキング工程にロボット導入し、省人化を図る。
ガイド不要の自走式ロボットにより、ピッキング作業の完全自動化を目指す。
概要②倉庫内作業の労働力不足を解決するロボットの ニーズはあるが、棚配置レイアウト変更やロボットを 導くガイド敷設が必要であり、気軽に試せる状況で はない。そこで、従来設備を利用できるロボットを導 入することを図った。ロボットは特徴として、自走式(カメラやLiDARにより自己認識、地図自動作成、複 数台同時制御)によりロボットガイド設備不要として いる。また、WMSとのIF機能により、ピックング指示 を適切なタイミングでロボットに連携することよるロ ボットの稼働率向上を実現している。ピッキング作業 の対象はドライ倉庫のケースピック及び搬送を対象 としており、3000オーダー倉庫に対して、2台のロ ボットが入荷・補充を担当することを導入することの 効果を示している。
右記の労働生産性・回収年は試作機のコストを前提 としており、今後量産化および人件費コストの上昇に 伴い投資効果は上昇する見込みである。
導入前人がケースをピックアップしていた。
導入後ロボットが棚からケースピックする。
ロボットが搬送先でケースを置く。
ロボット全体像
導入ロボット(種類)垂直多関節ロボット
導入ロボット(メーカー)AGV 東京ロボティクス
豊田自動織機

導入ロボット(型番)ToroboArm、キーカート
労働生産性
単位:倍
1.6
人数
(導入前)
18
(導入後)
単位:人
11
労働時間
(導入前)
8
(導入後)
単位:時間
8
生産量
(導入前)
3000オーダー
(導入後)
単位:個
3000オーダー
その他効果
投資回収年
単位:年
2.6
事業規模
単位:百万円
53.6
効果(年あたり)人件費:300万
×削減人数7人
=2,100万
ロボット導入のきっかけ倉庫の搬送、ピッキング工程を自動化するニーズはあるが、気軽に試せる状況ではありません。
・大掛かりな準備作業(棚配置のレイアウト変更、ロボットを導くためのレールやガイド敷設)が必要。
・ガイドなしで自走するロボットも一部市販されているが、高価。
・既存製品は、現場の実態を踏まえていないものが多く、作業者とどう連携すべきか不透明。 という課題があります。
課題を解決するソリューションとして、搬送ピッキング工程を導入するロボットの開発に至っております。
ロボット導入を終えて弊社は庫内業務のアウトソーシング受託企業、倉庫内システム(WMS)のコンサル&システムインテ グレーターでもあります。過去、受託した庫内業務におけるWMS入出荷データを基に、ロボット導入を 前提とした省人化の投資効果試算を実施しております。
結果、試作機の価格をベースとしても投資効果が見込めることが判明しました。マクロ的には労働人 口不足により人件費単価は上昇傾向であり、かつ試作機を量産化すればロボット単価は下がる為、庫 内業務におけるロボット導入ソリューションは有効性が高い事業といえます。
今後は試作機をベースに商品化事業を実施していきます。具体的には、各部品パーツの汎用化や サーバサイドのクラウド化によるコスト削減や、安全性を高めるためのエマージェンシー機能や複数台同 時制御機能の充実等を視野に入れております。
搬送・ピッキング工程の自動化以外にも、自動補充やロケーション最適化に利用できると考えておりま す。例えば、出荷作業終了時から出荷作業開始時までの夜間において、搬送ロボットを用いた自動補 充とロケーションの最適化を行うことにより、倉庫内スペースやピッキング効率の向上させるソリューションも 企画中です。
ロボットユーザーからひとことシーオスでは、出荷商品 を予測して一カ所に集約 し、倉庫内で効率良いピッ キングを行う「店舗型セル 方式」を採用しています。
他社の方式に比べて、狭い作業スペースでピッキングを完了させられる ため、人の移動距離は短く、商品へ触れる回数 を減らし、作業時間やスペースの無駄をなくすこ とが可能です。
この方式では、保管エリアから出荷エリアへの 補充作業が毎日必要になります。過去の実績 ではピッキング:補充=7:3ですが、夜間や稼 働空き時間にロボットが行えれば、その分生産 性を上げられます。人間は出荷作業だけに専 念することが可能となるので、人手不足にも貢 献できます
ロボットシステムインテグレータからひとこと
これまでの物流業界は、産 業用ロボットの延長線上で設 備投資型でのロボット開発が 行われてきました。しかしネット 通販の拡大に伴い、各ユー ザーに配送するための細かい仕事量が増え、人手が必要となっています。 現状では人の作業を完全にロボットに置き換えることは難しいので、ロボットのサポートで省人 化を実現する、高齢者が苦手とする重い荷物 を運ぶ仕事をロボットに代替させることを考えて います。
将来的には人とロボットが協同で働くのが当た り前になる環境を目指しています。そのきっかけと して、今回のプロジェクトは重要な意味を持つと 考えています。

ロボット活用ナビより  http://robo-navi.com/webroot/doc_download.html