提案類型A未活用領域における導入実証・FS事業 (補助金上限額:導入実証3,000万円、FS 500万円)
三品産業(食品・化粧品・医薬品産業)又はサービス産業におけるロボット活用であって、これまで当該分 野における活用が進んでこなかった阻害要因を明確に特定し、これを解決するためのロボット導入実証やFS (Feasibility Study:実現可能性調査)を行う計画を対象
補助事業者(企業名)(株)タカキベーカリー
補助事業者(所在地)茨城県つくば市
SIer(企業名)(株)サトー
SIer(所在地)東京都目黒区
タイトル協働ロボットとパラレルリンクロボットを組み合わせたラベル貼付システム
企業規模中小企業
業種製造業(食料品)
用途ハンドリング ラベル貼付
導入の主な目的省人化・省力化
概要パラレルリンクロボットにより箱単位でのラベルの自動貼付を実現。
協働ロボットによりラベル貼付作業のライン化を実現。
導入前冷凍製品の解凍後の消費期限ラベル貼付 作業は、現在56製品・約23,000個/日を5名の 作業者が9時間/日かけてハンドラベラーによ り手作業で処理している。この作業は、納品 時間の関係で深夜作業になるため作業者の 確保が困難なっている。また多人数での分散 作業のため正確なラベル貼付の保証のリスク も増大している。
今回、パラレルリンクロボットにより箱単位で のラベルの自動貼付、協働ロボットによりパン 箱の供給・排出することでラベル貼付作業の ライン化を実現。 5名の作業者が9時間/日か かっていた貼付作業を2名、9時間/日と労働 生産性を2.5倍にアップするとともに作業の一 元化により不良品の流出を防止する。
導入後人が手作業で製品にラベルを貼りつけ
概要②協働ロボットがパン箱を供給する
パラレルリンクロボットがラベルを貼り付ける
協働ロボットがパン箱を積む
導入ロボット(種類) 垂直多関節ロボット
パラレルリンクロボット
導入ロボット(メーカー)安川電機
安川電機
導入ロボット(型番)MOTOMAN-HC10
MOTOMAN-MPP3S
労働生産性
単位:倍
2.5
人数
(導入前)
5
(導入後)
単位:人
2
労働時間
(導入前)
9
(導入後)
単位:時間
9
生産量
(導入前)
23000
(導入後)
単位:個
23000
その他効果不良品の流出を防止
投資回収年
単位:年
1.8
事業規模
単位:百万円
40.45
効果(年あたり)削減時間 :45時間/→27時間/日 人件費単価:2,400円/時(深夜) 人件費削減効果(日):64.8千円/日 人件費削減効果(年):23,652千円
ロボット導入のきっかけ(株)タカキベーカリーつくば工場は、石窯パンの製造をメインとした工場ですが、関東エリアの物流拠点と して物流センターの役割も担っています。その業務の中に、製品冷凍品を解凍して消費期限ラベルを貼付し て出荷する作業があります。このラベル貼付作業は、ハンドラベラによる手作業で行っていますが品種・数量 の急激な増加に伴い、残業時間が増加し、納品時間の関係で深夜作業になるため作業者の確保が厳しく なってきています。また、多人数による分散作業の関係で、貼付
精度のバラツキ、貼付ミスも発生して納品先のお客様からご指摘 されることもありました。なんとかラベル貼付作業のライン化、省人 化ができないかと考えていたところに、システムインテグレーターであ る(株)サトー様よりロボットによる自動ラベル貼付装置の紹介があ りました。ただ、個単位での自動ラベル貼付では、箱出し・箱取り 作業が必要になり、あまり省人化効果が期待できない。パン箱に 入ったままでラベルの自動貼付ができないかを相談したところ開発 にチャレンジしていただくことになり、今回のロボットを活用したラベル 貼付システムの導入に至りました。
ロボット導入を終えて今回の協働ロボットとパラレルリンクロボットを組み合わせたラベル貼付システム は、パン箱単位で商品の認識して、パン箱単位で正確に時間3,000枚のラベ ル貼付できるパラレルリンクロボットを使ったロボットシステムの開発、可搬重量
10Kg可能な協働ロボットにより、タイプが4種類ある箱をセンサーで判別してパ ン箱を供給・排出できる装置の開発がポイントでした。これを開発することによっ て今回の自動ラベル貼付システムが実現しました。
ロボット導入の結果、現在約23,000個の解凍ラベル貼付作業5名で9時 パラレルリンクロボット
間かかっていた作業が2名にまで省人化が可能になります。また、作業者による 貼付精度のバラツキの差はなくなり、品質が安定しますし、ライン化による作業 の一元化、カメラによる作業データの保存、ラベルシステムとの連携によりトレー サビリティ等、品質保証体制が強化されます。
共に働く仲間のような気持ちで接して人とロボットが助け合い円滑に協働でき るモノづくりを目指したいと思います。
ロボットユーザーからひとこと食品製造業、 特に製パン業 界においては、 人手に依存し た作業が多く、 特に、今回のラ ベル貼付作業は、深夜作業でもあり、数量の増加に伴い、作 業の改善は急務でした。これを、ロボットを活用 して解決できたことは画期的でした。今回のパン 箱単位でのラベル貼付システムは、ロボットでな いと実現できないシステムだと考えます。また、安 全対策に人と共に作業できる協働ロボットの採 用により今後、各種作業へのロボット活用の可 能性も広がりました。人の採用が厳しくなってい る状況の中、更なるロボット活用による効率化・ 省人化を検討していきます
ロボットシステムインテグレータからひとこと
近年、食品製 造現場におきま してもロボットの 導入が増えてき ております。
パン箱に入った 菓子パンの包装マークを狙い確実に賞味期限ラベルを貼り付け ます。
この用途の実績はハム業界では多くあり、その 導入効果は高く評価されています。また今回の ユーザー様は、貼り付け作業が終わると、そのパ ン箱を隣のラインに移動させる作業をロボットが 担っております。今、ロボットメーカーは国内外を 問わず多数のメーカーが市場参入し食品市場 に適したものの開発にしのぎを削っているため、 積極的に展示会などにもお越しください。

ロボット活用ナビより  http://robo-navi.com/webroot/doc_download.html