産業用ロボットを導入すれば、全て解決するわけではありません。ロボットには得意なこともあれば、逆に苦手なこともあります。

 イメージしやすいように「人手作業・ロボット・専用機」で比較してみます。

人手作業

 複雑な作業も可能であり、作業変更にも柔軟に対応できるが、ランニングコストがかかり、過酷作業は厳しい。また人手不足を背景として、新規作用は難しい一方で、人員削減が必要になった場合も調整は容易ではない。

ロボット

 専用機に比べるとパワーやスピード、制度に劣る場合もあるが、多くの場合、専用機より低価格で導入可能であり、耐久性や信頼性も高く、作業変更への対応も一定程度可能である。ロボットにはデータが蓄積し、二次利用が可能になる点が人手よりも優れている。

専用機

 特定用途に特化させることで、パワー、スピード、精度など高い性能を追求できるが、一般に特注品となるため、高額であり、スペースもとり、作業変更への対応が難しい。

ロボット導入のメリット 項目ごとの比較

初期費用

人手作業 ◎ ロボット ○ 専用機 △

汎用機であり、多くの専用機械より低価格である

パワー/スピード

人手作業 △ ロボット ○ 専用機 ◎

専用機の構成によっては劣る

繰り返し

人手作業 △ ロボット ◎ 専用機 ◎

繰り返し同じ動作が可能であり、工程の統一性が高い(品質安定、トレーサビリティ)

作業変更への対応

人手作業 ◎ ロボット ○ 専用機 △

一定程度、プログラムや周辺装置の変更で対応できる 。

人手作業は、あまりに頻繁な作業変更の場合、人の作業修練が追い付かず、対応性が下がる場合がある。

スペース

人手作業 ◎ ロボット ○ 専用機 △

一般に、専用機に比べると占有スペースは小さい

過酷作業

人手作業 △ ロボット ◎ 専用機 ◎

悪環境下での稼働、24時間稼働など可能

衛生

人手作業 △ ロボット ◎ 専用機 ◎

無人化により衛生面の担保・向上が可能

詳細はこちらから ⇨ ロボット導入促進ガイドブック