主に製造業で用いられる産業用ロボットを中心とした現在の日本のロボット市場の規模は約6000億円です。経済産業省では2015年からの5年間をロボット革命集中実行期間と位置付け、官民で総額1000億円のロボット関連プロジェクトへの投資を行うなどの支援策により市場規模約4倍の2.4兆円に拡大していこうとしています。

 ロボットは部品の生産から組み立て、稼働できるようになるまでに多様な技術を必要とする統合システム製品です。多様な分野の企業が生産に関わってきます。またロボットを導入することで新しいビジネスを創出できる業界も多いと期待されています。

 経済産業省の「ものづくり白書(2013年版)」によると製造業で最も波及効果倍増率が高いのは自動車産業を中心とする輸送機械部門となっています。自動車はあらゆる産業に関わっていることから波及効果も大きいと考えられています。統計にはまだロボットの項目ありませんが今やほとんどの工業製品がロボットの力を借りなければ生産できない ことを考えれば一般機械よりは波及効果は大きく鉄鋼などと並ぶ水準にあると考えられます。

参考資料: 経済産業省 製造産業局 産業機械課 「ロボット革命」の実現に向けて 2015 年 6 月 https://unit.aist.go.jp/rirc/consortium/document/150612/150612-k2h.pdf