戦略の起点は、理想からはじまる

「想現一致」とは、「理想」と「現場」を組み合わせた造語です。「理想」とは、経営者のビジョンであり、「現場」とは生産現場を意味します。ビジョンと生産現場が一貫し、日々の行動にまで接続できている会社は強いと考えます。経営戦略や営業戦略、生産戦略などさまざまなレイヤーで戦略がありますが、理想(ビジョン)がなければ、戦略は生まれません。戦略は、目指す方向性に従います。

ビジョンを掲げることは難しい?

先日、製造コンサルタントの方から、顧客の課題が多すぎて何から手をつけていいのかわからない、というご相談をいただきました。「その会社の目指している姿はどこですか?」そう質問をしました。その方からは、「わからない」という返事がありました。「お客様にビジョンを伺っても、出てこないと思う。」そのように付け加えられました。
このお話に関しては、コンサルタントの方もお客様にヒアリングした際にビジョンを考えるヒントを提供すべきだと思いました。「目指す姿が異なれば、課題の重要度と緊急度は変化します。そして、その課題は固定的ではなく、時間とともに変化します。」そのようにコンサルタントの方にはお話しさせていただきました。

あらゆる手段は、ビジョンに従う

ビジョンは、企業にとっての羅針盤です。この記事の中では、ビジョンの定義について、詳しく触れませんが、一定の時間軸で、実現したいことです。最近は、ロボットやIoTの活用、またはSDGsなど話題ですが、これらもあくまでビジョンを実現するための手段や切り口であると私は考えています。経営者の方に向き合う際は、その方のビジョンを理解したうえで、ご一緒したいと考えています。