仕様変更した「スペーシア」にステレオカメラを提供

日立オートモティブシステムズは10月5日、“夜間歩行者検知機能”を持つステレオカメラが、スズキの「スペーシア」シリーズに採用されたと発表しました。

スズキが安全装備の充実を目的に仕様変更を行い、8月に発売した軽乗用車「スペーシア」シリーズに採用されました。

安全装備の充実を図った「スペーシア」には、夜間の歩行者を検知するデュアルカメラブレーキサポートや、全車速追従機能付のアダプティブクルーズコントロールなどが新たに採用されました。これらに加え、一時停止などの標識認識機能の向上など、先進運転支援システムの機能が拡充されています。

独自開発の学習技術による高精度な検知機能

「スペーシア」の先進運転支援システムに貢献するのが、日立オートモティブシステムズが開発した“夜間歩行者検知機能”を有するステレオカメラです。

このカメラには、独自の機械学習技術による高精度な検知機能を実現するための、画像による教師データが入力されています。これにより、夜間時の歩行者の検知能力を向上させました。

近年、交通事故防止対策として自動ブレーキシステムが注目されており、2021年には国産の新型乗用車を対象に、動ブレーキの装着が義務化される予定です。

今後、自動ブレーキを始めとする先進安全技術を搭載した、新車に対する消費者ニーズが高まると予想されます。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

日立オートモティブシステムズ株式会社のプレスリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2020/10/1005.html