車載機器に与える影響を調べるEMC試験への需要が増加

OKIエンジニアリングが、EVやHV搭載機器向けの高電圧遮へい電源システムによるEMC試験サービスの提供を開始したと、OKIグループが8月13日に発表しました。

EVやHVなどといった環境に優しい自動車が普及してきている中、それらのコア技術となっているインバーターやDC-DCコンバータなどの高電圧化が進んでいます。現在は、低電圧対応の車載用ハーネスのほかにも高電圧対応のものも採用されるようになっており、高電圧側のハーネスからの電気的ノイズが低電圧側のハーネスに干渉することで、車載機器にどのような影響を与えるのかを調べるEMC試験への需要が高まっています。

そこでOKIエンジニアリングが、EVやHV開発を行う顧客に対して、高電圧遮へい電源システムによるEMC試験サービスを8月14日から提供するに至りました。

高電圧用疑似回路網に電流を流して外部からの影響を排除

EMC試験サービスで用いる高電圧遮へい電源システムでは、車体を模した銅板上でシールドボックス内部の高電圧用疑似回路網に試験品を設置して、双方向高電圧直流電源から高電圧用疑似回路網を介して電流を流すことで外部からの影響を排除。そうすることで、ノイズ干渉が車載機器に与える影響を確認できます。

OKIエンジニアリングは今後も試験技術の向上などに努め、認定試験所として対応範囲を拡大し、顧客の製品開発・製造・販売をサポートしていきます。

(画像はプレスリリースより)

▼外部リンク

OKIグループ プレスリリース
https://www.oki.com/jp/press/2020/08/z20028.html

OKIグループのプレスリリース(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000388.000017036.html