基調判断は「生産は持ち直している」を据え置き

経済産業省は12月28日、11月の鉱工業生産指数を発表しました。

これによると、11月の鉱工業生産指数は95.2となり前月比横ばいとなりました。

これまで生産が上昇していた自動車工業は6ヶ月ぶりに低下しましたが、他の業種では回復傾向が続いています。このため経産省では11月の基調判断を「生産は持ち直している」を据え置くこととしました。

自動車工業、前月比マイナス4.7%

11月の業種別鉱工業生産では、全15業種のうち9業種が前月より上昇、5業種が低下、1業種が横ばいとなりました。

前月より上昇したのは、生産用機械工業、汎用・業務用機械工業、鉄鋼・非鉄金属工業等です。

生産用機械工業は、半導体製造装置、個装・内装機械等が上昇要因となり、前月比プラス6.5%と、3ヶ月連続で上昇しました。汎用・業務用機械工業は、一般用蒸気タービンや水管ボイラ等が上昇要因となり、前月比プラス4.8%と、2ヶ月連続の上昇となりました。

一方、前月より低下したのは、自動車工業、無機・有機化学工業、プラスチック製品工業等です。自動車工業は、普通乗用車や小型乗用車等が低下要因となり、前月比マイナス4.7%と、6ヶ月ぶりに低下しました。

(画像はプレスリリースより)

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