倉庫制御に産業用ロボットを駆使

8月28日、株式会社フレームワークス(以下、フレームワークス)と株式会社MUJIN(以下、MUJIN)は業務提携契約を締結したことを明らかにしました。

この業務提携は倉庫自動化ソリューション事業での協業を目的とし、産業用ロボットを用いた倉庫制御システムを確立していくということです。

独自のAI技術による自動化

フレームワークスは自社開発の物流センター管理システムを中心に、ロジスティクスの領域に特化したサービスを提供しています。

一方でMUJINは、ロボット業界で最も注目されるベンチャー企業の一つであり、人工知能(AI)技術の一種であるモーションプランニングAIを実用化し、世界で初めて汎用のロボットコントローラーに搭載したことで知られています

物流倉庫で寸法の異なる複数の箱の積み上げ、積み下ろしを行うといった場合には、これまで人力に頼る他ありませんでした。しかしMUJINの開発したモーションプランニングAIを使うことで、このような複雑な作業をロボットが行うことができ、物流、製造現場における重労働や単純作業の自動化を実現しています。

作業の劇的な効率・省人化

この業務提携では、MUJINが企画・販売を推進する小売業向け「知能パレタイズ(積み付け)ロボット+AGV自動化ソリューションパッケージ」にフレームワークスが倉庫制御システムをOEM供給します。

具体的には従来は技術的に不可能であった、過酷な積み付け工程を自動化できるソリューションに倉庫内設備を制御に特化したITシステムを組み込むことで、作業を省人化・自動化しながら、最適なスケジュールでの入出庫を可能にします。

今回、両社は互いの強みを融合させ、労働人口の減少や「With コロナ」社会で求められる物流センター内での省人化・自動化のニーズに応えていくということです。

(画像はプレスリリースより)

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株式会社フレームワークス ニュース
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